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片岡義男の小説は、いまの僕には読みたいなと思わす力は無いけど、当時25〜6歳の僕にはこれが全てと思うくらいのもんだったんだ。その中の『湾岸道路』はこれまた非現実感たっぷりでいいんだよね。主人公は美男美女の夫婦。夫はスポーツインストラクター、妻はOL人もうらやむ仲だけど, 妻は凄い浪費癖があって夫がハーレーを買おうと思って必死で貯めていた貯金を使っちゃう 夫は怒り、そんなに金が欲しいのなら、お金を払っても寝てほしいと言う男たちのところへ行けと言う。妻は素直?に言われた通り実践し、大金を手にし好きなだけ洋服を買う。そんな彼女を観ながら、ある日夫はだまって出て行ってしまう。一人取り残された妻は、大型免許を取得して、ハーレーに乗り夫が消えた湾岸道路を走り出す… 確かこんな物語だったと思うけど、なんかそこにあまり感情が入り込んでいない、片岡義男独特の乾いた文章が、凄くカッコ良く思えたんだ。今思い返すと、なわけね〜だろて感じだけど。憧れてたな〜あの世界観どこいったのかな?今海を観ても、ハーレーを見てもあのときの憧れは中々無いよな。 でも戻って来ないかなと思うんだ、片岡義男の小説にドキドキしてたあのときの感覚が、 記憶の片隅に小さく小さくなっている、そんな想いを引張り出して、太陽に干してみよう。何かにカッコつける事50になろうが60になろうが忘れたくないと思うのよ。
by tamd2
| 2011-07-04 20:49
| 本
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